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「ふれあって学んだこと」
S・Aさん(萩原北中学校1年生)

 私には、お年寄りの方とふれあってみて学んだことがいくつかあります。一つめに学んだことは「一人一人はちがう」です。
 私は、いつも人とくらべてばかりでした。でも、人は人、自分は自分と思えるようになりました。そう思えるようになってなんだか楽になりました。
 施設には、一人一人が使いやすいように工夫された道具もたくさんありました。道具の中には、左ききの人でも使いやすいように工夫された道具もたくさんありました。
 他にも、食事の内容も人によって異なっていました。
 施設には一人一人異なることがたくさんありました。
 そして、施設に行って二つ目に学んだ事は、「自分でできることは自分でやる」ことです。お年寄りの方はみなさん、周りの方の助けを借りていらっしゃいました。
 でも、みなさん自分でできることは、自分で全てしっかりやっていました。自分でできることは自分でやって、どうしてもできないことは人に助けを借りていらっしゃいました。
 私は、今回の学習でいろんなことを学べました。今回学んだことをまた次の学習に生かしていけるようにしたいです。


鳥居賀柄子先生の評

 福祉施設に行って、直接、お年寄りの方たちと触れ合うなかで、「一人一人はちがう」ことと、お年寄りの方が「自分でできることは自分でやる」ことに気づき、それまで施設で過ごしているお年寄りの方たちに対して持っていたイメージを変えることができてよかったです。
 だいじなことに気づけたのは、学習のなかで、Sさん自身が一生懸命お年寄りの方に関わろうとしたからだと思います。
 これからも、いろいろな人と出会い、その人たちのよさやがんっばっているところに気づくとともに、まわりの人たちとのつながりを深めていってほしいです。
 お年寄りとしっかり触れ合ったなかで、この作文を書けているのだと思うので、Sさんが福祉施設のお年寄りの方たちと触れ合った様子を具体的に入れると、一層すてきな作文になったと思います。

坂下義民先生の評

 彼女の場合も、福祉体験学習から学んだことが明確に示されています。何の問題意識ももたず参加していたとしたら、このように学んだことが客観的にかつ把握することは難しかったと思います。真剣な参加態度が感じられる作文でした。また、お年寄りの一人一人がみんな違うのだ、との気づきは同一性を好む日本社会の中で育っている私たちにはなかなか寛容になることが難しいことで、今後も大切にしてほしい人間観・社会観だと思います。

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