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映画「ふるさとをください」へ
行ってきました。
和歌山市内にある(社)一麦会を舞台に繰り広げられたヒューマンドラマ。

障がい者がクリーニング屋を始めたことで街が分断してしまう。
その地域のリーダーをする父・雄二郎と作業所で働く彼らに共感する娘・千草。
それぞれが意味する「ふるさと」とは?

という趣旨で制作された映画「ふるさとをください」。
3週間にわたってジストシネマで上映されました。
地域で暮らすという当たり前のことですが、どれだけ大切なことなのか。
この映画では、「ふるさと」をキーワードに展開します。

「ふるさとをください」公式ホームページ
◆映画を観て

そんなに早く展開(ストーリー)するの!?という感が残りましたが、精神障がい者がまちでこんなに受け入れられない現実があるのか・・・と再度認識させられ落胆しました。
が、精神障がい者が作業所でどのような仕事をしているのかが少しでもわかってもらえたのでは・・・?
◆知らないことの怖さ

共同作業所建設に関わって、全く話し合いに応じようとせず作業所がスタートしてからも行政などに立ち退きをせまり、ついには「自警団」を組織して街を守ろうとする「反対同盟」。
作業所の立ち退きの大きな理由は「何をするかわからないキチガイがふるさとに入り込まれたら、安全に暮らせない」という理由からだ。

偏見に満ちた「反対同盟」の言動は、まさに「知らないことの怖さ」が物語っている。
「何をするかわからない」という偏見をすべて信じていたわけではない千草もはじめは、「知らない」がゆえに警戒していた。しかし、そんな折、千草の弟の自転車が盗難にあう。
犯人を見つけるために作業所に向かった姉弟は、作業所を見学することになる。
そこで働く精神障がい者や職員を見て共感し応援する。
◆ふるさとをわけてください

家を飛び出た娘・千草を探しに作業所へ乗り込む雄二郎。
作業所で娘を探しまわるうちに、作業所の様子が少しずつ見えはじめたが、すぐに受け入れることができない。

そんな雄二郎に「ここにいる人に少しだけふるさとをわけてください」と所長は伝える。
この言葉にすべてが込められています。
◆精神障がい者と向き合うこと

精神障がい者を取り巻く状況は、いまだなお厳しいといえます。
「知らない=怖い」が招く偏見は、知ることで解消されることもあります。
が、症状が重いときには人との接触が難しくなったり、考えがまとまらず物事を前に進めることができなかったり、一時的な記憶障害を起こすこともあります。

こういった症状ゆえにさまざまな差別を受けてきました。
精神障害は、個々で症状や対応の方法が異なります。
が故に、「精神障がい者」というくくりで向き合わず、一人ひとりと向き合ってほしいと思います。
◆お問い合わせ

社会福祉法人一麦会 麦の郷 和歌山市岩橋643 Tel 073-474-2466
和歌山県共同作業所連絡会 和歌山市手平6-112-1 Tel 073-402-1181

後日、インタビューを掲載します。ご覧ください(^^)

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