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4 帰化したらいいのに!

帰化した人もありますが、しない人の理由は二つあります。
その一つは、帰化手続きが極めて難しいということがあります。
しかし一番の理由は、「帰化」するということは民族のアイデンティティを捨てるということであり、「日本人になる」ということなのです。外国の多くは「出生地主義」であり、民族的アイデンティティを堅持しつつ、自らの意思で国籍・市民権を取得あるいは選択できるのに対し、日本は「血統主義」であり、「同化」を意味しているのです。

最近、「地球市民」という言葉があり、グローバルとか共生ということが21世紀へのキーワードということからすると、全く逆行するものです。

5 日本にいるなら日本式で?

またよく似た問題として名前の呼び方があります。
名前は、親たちが子どものことを思い愛情の結集として付けているのです。
ところがこの名前を正しく呼べない、呼ばれない、言えないという状況があります。
「金さん」は「キムさん」、「朴さん」は「パクさん」です。
しかし勝手に「キンさん」とか「ボクさん」はないでしょう。
さらに通名があります。
こうしたことは、「日韓併合」の時に行なわれた「同化政策」による「創氏改名」と深い関わりがあります。強制的に「金・キムさん」が「金田さん」や「金山さん」に、「朴・パクさん」が「木村さん」などに変えられたのです。
そして、このことの影響が今も続いているのです。

呼べない、呼ばれない、言えないという状況は、当事者の意識や姿勢だけでなく、差別(意識・システム・歴史など)であり、日本の社会全体の問題なのです。日本にいるのだから日本式というなら欧米の人の名前はどういうのでしょうか?


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